No.299 プライマル・スクリーム/カントリー・ガール (2006)

Country Girl
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その299
Primal Scream – Country Girl

これを聴いたときは本当に感心した。
伝統的なカントリー・ミュージックのテイストを残しながらも、2000年代にふさわしい新しいロックンロールの響きを纏い、実験的なものでも奇を衒ったものでもない、完成したカッコよさと美しさがあった。
やっぱり凄いな、プライマル・スクリームは、と思ったものだった。

このPVがまた楽しい。
プライマルの曲にはビッチが良く似合う。
ビッチだけどあくまでもカントリーガールだから可愛らしいのだけど。

apple musicでプライマルのフロントマン、ボビー・ギレスピーの選んだ10曲というプレイリストをたまたま見つけ、その選曲の妙に感動し、愛聴している。
あまり有名じゃない曲ばかりが選ばれているのだけど、ジェイムス・カーやローラ・リーなどのディープなソウルミュージックから始まり、ストーンズを挟んで、ハンク・ウィリアムズ、フライング・ブリトウ・ブラザーズで終わる10曲は、ただのマニアックな選曲という域を超えて、古い音楽の新しい聴き方を創造しているようにすら思えて、いたく感動したのだ。

新しいロック、新しい歌を生み出すことができるのはなにも若い世代だけではないだろう。
わたしは昔好きだったアーティストですら、初期の3~4枚のアルバムだけを聴いて、その後の現在まで続く作品の変遷をちゃんと聴いてこなかったことに反省と後悔を最近は感じている。
もっとベテランアーティストたちの現在に至るまでの作品群を、しっかり聴いてみよう。

と思って早速聴いてみたプライマル・スクリームの最新アルバム『カオスモシス』(2016)は、これがもう予想を上回る素晴らしいアルバムだったのだ。
わたしにとってはプライマルの中でも91年の『スクリーマデリカ』に次ぐ傑作アルバムだ。

こういうことがあるから、ロックを聴くのがやめられない。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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