【ニッポンの名曲】
作詞:柳ジョージ 作曲:上綱克彦
作詞:柳ジョージ 作曲:上綱克彦
柳ジョージ&レイニーウッドの3rdアルバム『Y.O.K.O.H.A.M.A.』からのシングル。
「雨に泣いてる」と同じく、これももともとは全編英語で歌っていた曲だった。
しかし、同じレコード会社の先輩で、柳ジョージ&レイニーウッドに惚れこんで可愛がっていた萩原健一の強い薦めで、日本語の歌詞で歌い直して再録音し、「雨に泣いてる」の次のシングルとしてリリースしたものだ。
両方聴きくらべてみても、日本語のほうがよりワイルドで説得力もあり、圧倒的に良い。
その昔、日本語はロックのビートやメロディに合わないのでやっぱり英語で歌わないと本物のロックにならない、という考えで英語歌詞のオリジナル曲を歌っていた日本のバンドも結構あったのだけど、結局はやっぱり、日本人が日本人に向けて英語で歌うという明らかな矛盾は、普通に日本語で歌うよりもさらにダサいロックにしかならなかった。
ショーケンの言うことを聞いてくれて良かったと思う。
柳ジョージのヴォーカルの独特の節回しやシャウトも、やはり日本語でしか生きて来ないし、あのまま英語で歌っていたら、絶対に売れなかっただろう。
「ヘイ・ダーリン」も当時ラジオでよく聴いた。
その歌声のド迫力と、ピアノを中心にした日本的なリズム&ブルース風の、せつないどころか号泣クラスの泣きバラードだ。
↓ 英語版のオリジナル。
コメント
こんな古い書込みに今コメントしてるのもアレなんですが もう前の世代のアーティストなので記事を見つけることも少なく・・・
当時アルバムを買わなかったので、ライナーノーツとか読んでないのですが この曲の題材は「青い瞳のステラ」と同じですかね。
ステラばあさんと旦那さんの死別のときのこと?
そうだとすると旦那はミュージシャンってことになっちゃうから違うのかな(確か戦後復興要員として来日されたんですよね)・・・
コメントありがとうございます。
わたしもその辺の事情はよく知りませんが、たしかに歌詞には共通するワードが多いのでそんなふうにも解釈できますね。
わたしはなんとなく柳自身が横浜あたりで外国人女性とのロマンスでもあったのかななんて思って聴いていましたけど。。