名盤100選 54 ザ・クランベリーズ『スターズ~ザ・ベスト・オブ 1992-2002』(2002)
クランベリーズはアイルランドのロックバンドだ。 アイルランドのアーティストと言えばU2、エンヤ、ヴァン・モリソン、シンニード・オコナー、ホットハウス・フラワーズ、スティッフ・リトル・フィンガ...
クランベリーズはアイルランドのロックバンドだ。 アイルランドのアーティストと言えばU2、エンヤ、ヴァン・モリソン、シンニード・オコナー、ホットハウス・フラワーズ、スティッフ・リトル・フィンガ...
つい忘れそうになるが、ブロンディを忘れてはいけない。 わたしにも少年時代があったが、土曜のお昼はFMラジオの「コーセー歌謡ベストテン」と「ポップス・ベストテン」を続けて聴くのがいちばんの...
さあて、キング・クリムゾン、ピンク・フロイドと続いた陰鬱な空気をぶっ飛ばそう。 チープ・トリックである。 これほど楽しい気分にさせてくれるバンドも滅多にいない。 13歳のときに初めて...
これで51枚目か。ついにこのブログも折り返し地点を回ったようだ。 ここまでで1年半。100枚すべて選び終わるまでやはりあと1年半というところだろうか。なんだか知らないが3年がかりの大プロジェ...
このアルバムは1969年に発表されたキング・クリムゾンのファースト・アルバムである。 ビートルズの『アビイロード』と同年で、ある記者が「デビューアルバムが『アビイロード』をトップから引きずり...
予定にはなかったが、デイヴ・エドモンズも選ぶことにした。 予定になかったと言うのは、わたしもなんだかんだ言って、誰もが「名盤」として納得してくれそうなものを無意識のうちに優先的に選ぼうとして...
そのニック・ロウがプロデュースしたダムドのファースト。 セックス・ピストルズよりも数ヶ月早い、ロンドン・パンク最初のアルバムである。 そういえばこのあいだ、G-大将の奥方が、なにかわた...
70年代英国の≪パブ・ロック≫と総称されるアーティストの中でも、最も代表的なアーティストだ。 前回取り上げたドクター・フィールグッドもパブ・ロックと呼ばれるけど、音楽性は似ても似つかない。 ...
くそカッチョええな、こりゃ。 はじめて聴いたドクター・フィールグッドのCDは、中古で買ったシングル集だった。 その1曲目の「ロクセット」、ベースから始まるイントロにウィルコ・ジョンソン...
清志郎が死んだ。 彼は天才だった。 少なくとも日本人最高峰のロックアーティストであったことは疑いない。 清志郎語録でわたしの好きなものがふたつある。 「ビートルズなんて、大した...
もしもiTunesみたいに、わたしがこれまでの人生で聴いてきた楽曲の再生回数が正確にわかるとしたら、意外にかなり上位に入っていたりするのはこのCCRではないかと思う。 初めてCCRを聴い...
「ストゥージズ」とは「バカたち」という意味である。 自分たちであえてそんな名前をつけるほどに、彼らのバカさは際立っていたのだろう。 たしかにその音楽には知性のかけらも感じられない。 ...
アメリカの郊外の大型スーパーなんかに行くと「ハートに火をつけて」がインストゥルメンタルで店内に流れているのは普通の光景なのだそうだ。 中高年のアメリカ人にとってはドアーズは懐メロであり、日本...
完成度が高すぎるのか低すぎるのか、それすらもわからないほど、奇妙なアルバムである。ロック史上における三大珍味のひとつと言えるだろう。 わたしはこのアルバムをどんなシチュエーションで聴くの...
わたしがザ・スミスを好むのは、それがよく言われるように彼らが特異なロックバンドだからではない。 わたしからするとほとんどのアーティストがヘンテコなことばかりやっていたように思える80年代の「ロック...
わたしが初めてスプリングスティーンを聴いたのは17歳のときで『ネブラスカ』というアルバムだった。 暗い、と思った。でもだんだん病みつきになった。きっとわたしも病んでいたのだろう。 それ...
レナード・コーエンは1934年生まれなので、今年75歳である。2000年代に入ってからも3枚アルバムを出している。まだ現役である。 カナダ人で、1960年代は詩人・小説家として本国で知ら...
メンフィス出身のアレックス・チルトン、ミュージシャンの間では神格視する人も多いはずのこのアーティストはしかし不遇な音楽人生を送り続け、たぶん現在に至ってもまだそうである。 その彼が中心となっ...
アーニー・グレアムはアイルランド出身のシンガー・ソング・ライターで、1971年にこのアルバムを発表した。 彼が発売できたレコードは、8曲入りのこのアルバムと、その7年後に出したシングル盤のみ...
これまでこのブログで、どのアルバムを選ぶべきかで特に悩んだアーティストはローリング・ストーンズ、ニール・ヤング、レディオヘッドだった。 1枚に絞るというのが困難で、悩んだ結果選んだものが今と...