平山三紀/真夏の出来事(1971)

真夏の出来事[平山三紀][EP盤]

【ニッポンの名曲】#17
作詞:橋本淳 作曲・編曲:筒美京平

この曲が発表された頃のわたしは5歳なのでもちろんリアルタイムでは知らないが、後にもう二十歳も過ぎたころに聴いて、衝撃を受けた曲だ。

当時のわたしは60~70年代の洋楽ロックしか聴かなくなっていた頃だったのだけど、この「真夏の出来事」をたまたま耳にして、日本語と洋風メロディの完璧な合体の仕方、歌をじゃましない爽快なアレンジ、日本語ポップスの眩いほどの輝きにあらためて我に返ったような思いだった。

筒美京平という名前は、子供の頃からTVで歌謡曲が歌われる時によくクレジットで見た名前だったけど、この曲を聴いたときにあらためて頭に刻み込まれ、それ以来意識して筒美京平の作・編曲した歌を聴くようになった。

筒美京平という人はあまり表に出てこない人なので、名前は知られていても顔の印象はあまりないと思う。
昔は、あまりにもたくさんのヒット曲を放ちながらが表舞台に出てこないので、筒美京平という人は実在していなくて、集団のソングライターチームのペンネームなのではないかと噂されていたほどである。

でもそんな、国民のほとんどが顔も知らない作曲家が、作曲家総売上ランキングで今でも小室哲哉を抑えて1位であり、7,600万枚以上のレコード・CDを売った、この国の大衆音楽の最も多くのヒット曲を生み出した天才作曲家である。

筒美京平は現在77歳。今も現役で作品を発表している。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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コメント

  1. oremm より:

    ゴロー, thanks! And thanks for sharing your great posts every week!