チャック・ベリー/ロック・アンド・ロール・ミュージック(1957)

One Dozen Berrys

【50年代ロックの快楽】
Chuck Berry – Rock And Roll Music

今週はロックンロールのオリジネイターたちまで遡ってみよう。

いちばん最初のロックンロールと言えばビル・ヘイリーの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」とかいろいろな説があると思うけど、ロックンロール誕生の記念碑のような曲と言えばやっぱりチャック・ベリーの、その名も「ロック・アンド・ロール・ミュージック」ではないか。ビートルズが日本武道館のライブでオープニング・ナンバーとして演奏した、そういう意味でシンボリックな曲でもある。

ナイフの刃のようなアブない切れ味と、甘くて柔らかいスウィーツのような魅力の両方を併せ持っているのがチャック・ベリーの音楽だ。
日本ではビートルズが出てくるまでチャック・ベリーの存在すら知られていなかったほどで、たぶん圧倒的にビートルズ・バージョンのほうが有名だろう。
でもやっぱりロックンロールの歴史はチャック・ベリーから始まってるんだなと、この曲を聴くとあらためて思う。ロックンロールの始皇帝みたいなもんだ。彼を祀ったロックンロール神社でもあれば、毎年初詣に行くんだけどなぁ。

今の若いロックファンはこれを聴いてどんな印象をもつのだろう?
もう60年以上も前の音楽だし、われわれと違う印象を持つのはもちろんだろうけど、もし「つまらない」とか「くっそダサい」とか思うとしたら、悪いことは言わないから、一生涯ロックとは無縁に生きて行くことをお薦めする。
或いは、この曲やチャック・ベリーのカッコ良さがわかるようになるまで、まともな人生をあきらめてでも、ロックを聴き続けてほしいな。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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