シェリル・クロウ/スウィート・チャイルド・オブ・マイン(1999)

The Globe Sessions by Sheryl Crow (1998)

【カバーの快楽】
Sheryl Crow – Sweet Child O’ Mine

ガンズ・アンド・ローゼスの1987年の1stアルバムからシングル・カットされ、全米1位になった大ヒット曲の、シェリル・クロウによるカバー。

こういう、意外とも言えるし合ってるとも言える、絶妙な曲を選ぶのがまた、彼女のカッコ良さでもある。

このカバーは、アダム・サンドラー主演の映画『ビッグ・ダディ』のサウンド・トラックのために、リック・ルービン(わたしは彼を心からリスペクトしている)のプロデュースで録音されたものだ。その後、シングルとしてもリリースされた。

わたしはハード・ロックやヘヴィ・メタルというものが若い頃から苦手だ。その良さがイマイチわからない。

ガンズ・アンド・ローゼスがデビューした頃なんて、日本でももの凄い人気で、なのにわたしだけがピンと来ていないようで、なんだか怖かった。

でもこの曲は、そんなに嫌いではなかった。

このシェリル・クロウのバージョンは、彼女らしいカントリー・ロック風のアレンジで、原曲とはまた違った味わいがある。
原曲のファンにはいろいろと物足りないのかもしれないけれど、わたしはそれほどでもない。

このカバーで彼女は、その年のグラミー賞最優秀女性ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞した。

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