アレサ・フランクリン/アンティル・ユー・カム・バック・トゥ・ミー(1973)

レット・ミー・イン・ユア・ライフ(紙ジャケット仕様)

【ソウルの快楽】
Aretha Franklin – Until You Come Back to Me (That’s What I’m Gonna Do)

この曲はもともとスティーヴィー・ワンダーが1967年に書いて録音したものだが、レコードには収録されることなく、先にアレサ・フランクリンがリリースすることに。そして全米3位のミリオンセラーとなった。

60年代ソウルのパワフルでディープなイメージとはまた別の、都会的で柔らかな質感のサウンドの70年代のソウルだが、当時31歳のアレサのクールでエレガントなヴォーカルが見事にハマっている。

わたしはオシャレなムード一辺倒なソウルは苦手だが、それとはまた違う。
アレサの声の伸びやかで深い美しさ、彼女が作り出すグルーヴの味わいは、やはりホンモノのcソウル・ミュージックで、BGM代わりに聞き流すのがちょうどいいようなオシャレムード・ソウルとは全然違うものだ。

ホント、なんでも歌える人なんだなあ、とただただ感嘆するばかりだ。