No.019 ザ・フー/マイ・ジェネレーション (1965)

MY GENERATION / LTD.ED
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その19
The Who – My Generation

英国パンクロックの源流までさかのぼると、ザ・フーのファーストアルバムにたどり着く。
そしてこの曲こそが史上初のパンクロック・アンセムと言っても間違いではないと思う。

ザ・フーは既存の社会や大人たちの価値観に抵抗し、若い世代のナマの声を、当時としてはこれ以上ないほどの騒々しさとフィードバックノイズとユーモアでそれを表現した。

ただし内容はそう単純ではなく、大嫌いなオトナたちに不満をぶつけて、新しい世代として主張をしたいのだけど、ドモリがひどくてうまく言えないのだ。
ザ・フーの描く若者はいつもそうだけど、若者の代弁者のようなヒーローではなく、コミュニケーションがうまくできずに社会に参加することに苦悩する、どこにでもいる若者だ。

この曲を書いたザ・フーのギタリスト、ピート・タウンゼントは当時たったの20歳。
とんでもない才能だ。
大人たちはさぞかしビビっただろう。
まさに「恐るべき子供たち」である。

この曲の強烈なパンチ力は、50年経った今でも衰えていないに違いない。
「ロック史上最もカッコいい曲を挙げていくゲーム」でもしたら、これに勝てる曲を挙げるのは至難のワザだろう。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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