≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その62
Dr. Feelgood – Roxette
くそカッチョええな、こりゃ。
というのは7年前にこのブログの≪名盤100選≫でドクター・フィールグッドのデビュー・アルバム『ダウン・バイ・ザ・ジェティ』について書いたときの冒頭の文だけど、これ以上にドクター・フィールグッドにしっくりくる言葉がほかに見当たらないので、再使用させていただく。
わたしが最初に買ったドクター・フィールグッドのCD『シングルズ』の1曲目に入っていたのがこの曲だった。シングル集の1曲目なのでデビュー・シングルなのだろうと思う。
ウィルコ・ジョンソンのピックを使わない異様に切れ味のいいギターとリー・ブリローのワイルドで渋いヴォーカル、余分なものが何もないタイトな演奏に、背筋に電流が走ったように一瞬で好きになった。
下の動画は、観客の女の子たちのいかにもエキストラ的なノリとのギャップを感じる、今にも噛み付きそうなブリローと、居ても立っても居られないようなジョンソンの、ピリピリしたパフォーマンスはまるで革命前夜のようだ。
この翌年にセックス・ピストルズが登場し、パンク・ムーヴメントが勃発するのだから、たしかに革命前夜に違いない。
そのバンクの火種となった≪パブロック≫と総称されるバンド群の中でも彼らはダントツにカッコよかった。
ジャケも最高。