No.320 ボブ・ディラン/見張り塔からずっと (1967)

JOHN WESLEY HARDING
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その320
Bob Dylan – All Along The Watchtower

ディランの8枚目のアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング』に収録された曲だ。

この曲はシングルカットはされなかったが、同年にジミ・ヘンドリクスのカバーによって有名になった。
ジミヘンのカバーはもちろん彼らしくエレキギターを中心とした、強烈なギターソロもたっぷりあるハードなロックバージョンとなっている。

ニール・ヤングやU2をはじめ、多くのアーティストにカバーされている曲だが、だいたいはやはりジミヘン版を意識したようなロックバージョンで演奏されているし、ディラン本人もライヴではエレキギターによるロックバージョンで演奏することがほとんどだ。

たしかにロックバージョンもいいのだけど、わたしはこの曲に関してはジミヘンよりもニールよりもU2よりも、オリジナルのアコースティックバージョンが圧倒的にカッコ良くて、好きなのだ。
きっとわたしは少数派に違いないだろうけど、どうしてもわたしはあのハーモニカのイントロで始まる、キレのいいアコギといつにも増してカッコいいヴォーカルによる、このバージョンがたまらなく好きなのである。

たった3つのコードのアコギとハーモニカによる、鮮烈なロックンロールだ。
まるでエルヴィスがサンレコードでアコギを抱えて歌っていた頃の、シンプルだが圧倒的に力強い名曲のようだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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