【映画】『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2001米) ★★★☆☆

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(字幕版)

【音楽映画の快楽】
Hedwig and the Angry Inch

監督・脚本・主演:ジョン・キャメロン・ミッチェル
音楽:スティーヴン・トラスク

米オフブロードウェイの人気舞台を映画化した作品。

舞台版は各国のキャストによって世界中で公演され、日本でもこれまで、三上博史、山本耕史、森山未來がヘドウィグ役で公演している、世界的な人気のミュージカルだ。

東西ドイツが分かれていた時代の東ベルリンに生まれた主人公ヘドウィグが、男性と結婚して東ベルリンを出るために性転換手術をするが、手術に失敗して1インチだけ股間に残ってしまう。

そのせいでその後の恋愛も失敗続きで、一緒に作った音楽も若い恋人(男性)に盗まれる。
ヘドウィグ自身もロック・バンドを結成し、自身の苦難の半生と怒りを歌にしながら、盗んだ曲でロックスターになった元カレを執念深く追いかける、というストーリー。

ロマンチックだけど、リアリティよりは波乱万丈で荒唐無稽でおとぎ話のような、いかにもミュージカルらしい、いかにもわたしの苦手なジャンルだ。

しかし、グラム・ロック風の音楽は悪くないし、パフォーマンスも面白いので、それなりに楽しめる。

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