シフォンズ/ワン・ファイン・デイ(1963)

One Fine Day

【60年代ポップスの快楽】
The Chiffons – One Fine Day

シフォンズはニューヨーク出身のガール・コーラス・グループだ。女子高生だった彼女たちを「ライオンは寝ている」で有名なトーケンズが見出し、1960年にデビューさせた。

この曲はわたしの大好きな作詞ジェリー・ゴフィン&作曲キャロル・キングの夫婦ソングライター・コンビの作で、わたしの嫌いなトーケンズがプロデュースしている。

ちょうどさっき、朝飯を食べつつTVerで千鳥の『相席食堂』を見ていたら、吉本新喜劇の大ベテラン末成映薫がしまなみ海道を自転車で走るロケでこの曲が使われていた。それで書こうと思ったわけではないけれども、凄い偶然だなあと思ったのと、58年前のヒット曲が今でも大阪のバラエティ番組なんかで使われていることに嬉しくなったのだ。こうやって何気なく聴き継がれていくことで音楽の命が続いていくんだよねえ。抜けるような青空と美しい瀬戸内海の風景にこの曲がよく合っていた。

シンプルだが一度聴いたらずっと耳に残る、キャロル・キングらしい素晴らしい曲だ。全米5位の大ヒットとなり、その後もオールディーズのコンピレーションには必ずといっていいほど収録される、ポップス黄金時代の代表曲となった。

ドラムとコーラス相手にバトルをしているような印象的なピアノは、当時21歳のキャロル・キング自身が弾いている。

↓ キャロル・キングによるセルフ・カバー。

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