マシュー・スウィート「ガールフレンド」(1991)

大っきくなったなあ！
20年も経てば変わるのはあたりまえだけど、現役を続けながらここまで変わったアーティストもめずらしい！なんかあったのか！

マシュー・スウィートはネブラスカ出身で、86年デビューのソロ・アーティストだ。
このPVがなぜか日本のアニメ『コブラ』なのは、なにかタイアップしていたとかいうわけではなく、単にマシュー・スウィートが『コブラ』の大ファンだったからに過ぎない。
彼の日本のアニメ好きは当時から有名で、肩には『うる星やつら』のラムちゃんのタトゥーを入れていたし、この次のシングルのPVは実際、『うる星やつら』の映像が使われていた。今から24年前のことだ。クール・ジャパンにハマる欧米人の先駆けだな。

ポップなメロディと歪んだギターの組み合わせ、こういう甘辛ロックは「パワー・ポップ」と呼ばれている。一説にはピート・タウンゼントがザ・フーの音楽をそう表現したのを借用して、使われるようになったとも言われている。
マシュー・スウィートはそのパワー・ポップを90年代にアメリカで復活させ、その後ウィーザーへとバトンが渡されていく。