マーサ&ザ・ヴァンデラス/ヒート・ウェイヴ (1963)【’60s Rock Masterpiece】

ヒート・ウェイヴ

【60年代ロックの名曲】
Martha & The Vandellas
Heat Wave (1963)

モータウンの女性コーラスグループ、マーサ&ザ・ヴァンデラスが1963年7月にリリースしたシングルで、全米4位の大ヒットとなった。

後にヒットを連発する3人組のソングライターチーム、ホーランド=ドジャー=ホーランドの初ホームランであり、この曲によって〈モータウン・サウンド〉が確立されたとも言われる。

同じモータウンのシュープリームスと比べると、ダイナミックでパンチのあるイメージのヴァンデラスにピッタリの曲だ。最初から最後までテンションの高い、タイトル通り、アツい興奮の波が押し寄せるような名曲だ。

ロック界でもやたらと人気のある曲で、ザ・フー、リンダ・ロンシュタット、ザ・ジャムなどがそれぞれ素晴らしいカバー・バージョンを残している。


↓ マーサ&ザ・ヴァンデラスによるオリジナル。イントロが長いのがまたいい。

↓ ザ・フーによるカバー。1966年発表の『ア・クイック・ワン』収録。ザ・フーらしい、若々しいコーラスと騒々しいドラムのロック・バージョン。

↓ リンダ・ロンシュタットによるカバー。1975年発表のアルバム『哀しみのプリズナー』収録。完璧なアレンジ。エンディングのリンダのイェイイェイ、イェイイェイ!のシャウトがたまらない。

↓ ザ・ジャムによるカバー。1979年発表の『セッティング・サンズ』収録。ジャムらしい、タテノリ猛スピード・バージョン。

(Goro)