ザ・シュープリームス/恋はあせらず (1966)【’60s Pops Masterpiece】

You Can't Hurry Love': The Supremes Race Towards Chart Immortality

【60年代ポップスの名曲】
The Supremes
You Can’t Hurry Love (1966)

ちょうどわたしがこの世に生をうけた瞬間、1966年9月12日に全米1位となっていたのがこの曲だ。

わたしが母親の股間から飛び出しておぎゃあと一声啼いたあと、病室のラジオからこの曲が流れていたのをかすかに憶えている。
というのはウソだけど、こんな幸福感に満ちた最高の曲が世界中で流れていた時代に生まれたのだと思うと、それだけでなんだかちょっと嬉しいものだ。

イントロが始まっただけでワクワクする、カッコいいベースラインの疾走感がたまらない。
もちろんダイアナ・ロスの、ガールズポップ史上最高にチャーミングな歌声はここでも冴えわたり、惚れ惚れとする。

シュープリームスの数多くのヒット曲を書いたモータウンの3人組のソングライターチーム、ホーランド=ドジャー=ホーランドの最高傑作と言っても過言ではない名曲だ。

そしてこの有名なベースラインを弾いているのが、当時のモータウンの数々のヒット曲でベーシストを務めていたジェームス・ジェマーソンである。

James Jamerson - Wikipedia

ジェームス・ジェマーソン

史上最高のベーシストとも評され、ポール・マッカートニーやブーツィー・コリンズ、ジャコ・パストリアスをはじめ多くの名ベーシストたちに影響を与えた彼の代表曲のひとつでもある。

↓ 1982年11月にシングル・リリースされたフィル・コリンズによるカバー・バージョン。全英1位、全米10位の大ヒットとなった。

(Goro)

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