No.064 ラモーンズ/電撃バップ (1976)

RAMONES
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その64
Ramones – Blitzkrieg Bop

バーズの項で彼らのことを「60年代アメリカで一番好きなバンド」と書いたけど、70年代アメリカで一番好きなバンドはこのラモーンズだ。
彼らこそ史上最高のロックンロールバンドだ、なんて酔っぱらうとときどき言ってしまう。

これ以上はないほどシンプルなロックンロールバンドなのでアート志向のNYパンクでは逆に異色の存在のようだけど、でもラモーンズのこの仕上がり具合はその存在自体がユーモアあふれるポップアートみたいだ。

彼らがイギリスツアーを行ったのがきっかけでロンドンパンクのムーヴメントが生まれた。
だからロンドンパンクのバンドなんてみんなラモーンズ・チルドレンみたいなものだ。

14曲で28分ぐらいの1stアルバムの、一発目がこの曲だ。
「ヘイ!ホー!レッツゴー!」の掛け声は「革命の合図」なんだそうだ(笑)。

でも間違いない。彼らはロックに革命を起こしたのだ。

もう何百回聴いたかわからない大傑作アルバムだけど、わたしはこれが全曲つながっているコンセプトアルバムのような気がしてくるのだ。
最後の「レッツ・ダンス」からの3曲の盛り上がりはたまらない。

ラモーンズはワンパターンみたいに見えるけども、実はかなりのメロディメーカーでもある。だから全然飽きない。
わたしは全アルバムを聴いているので、間違いないのである。

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