No.260 ビリー・ジョエル/素顔のままで (1977)

ストレンジャー(期間生産限定盤)
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その260
Billy Joel – Just the Way You Are

ビリー・ジョエルにとって初めての大ヒット曲。全米3位まで上がった、初期の代表曲だ。

この曲は当時の妻のエリザベスに捧げた曲だそうだ。
このエリザベスはもともとビリーの友人でビジネスパートナーでもあるジョンの奥さんだったのだけど、ビリーは関係を持ってしまったのである。
そのゲス不倫がジョンにばれて、ビリーは謝罪の電話を掛けた後で大量の睡眠薬を飲んで自殺を図った。かけつけたジョンが病院へ運び込んだというからどこまでも迷惑なやつである。

その後も二度目の自殺を図り、精神科に入院するものの、そこに入院している人々の苦しみの深さに比べれば、自分の問題などたいしたことではないと思い、克服したのだそうだ。

なんというか、素晴らしい才能をもった音楽家であることは間違いないのだけど、身近にいる人にとってはなかなか手のかかるヤンチャBOSEなのかもしれない。

その後ビリーはエリザベスと結婚した。
この曲は結婚4年目ぐらいの頃に書いた歌だ。

しかしこの曲が大ヒットした5年後に、ふたりは離婚してしまった。
人生とは、なかなか思うようにいかないものである。

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