≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その379
Lush – For Love
可愛いから選んでるんじゃないのかよ、と言われたら、ぐうの音も出ない。
まあなんといっても赤い髪が目立ったヴォーカルのミキ・ベレーニは、ハンガリー人ジャーナリストの父と、日本人ながらイギリスのTVで活躍していた女優の母を持つハーフだ。
89年に4ADからデビューしたが、コクトー・ツインズのメンバーによるプロデュースで、いかにもそんなファンタジックで浮遊感漂うサウンドだったが、時代が時代だったので、音楽マスコミにはシューゲイザーの括りに入れられていたものだった。
今あらためて聴き直してみると、ちっともシューゲイザーっぽくないし、ポップなメロディ重視のバンドだったのだと思う。
まさかロック史に残る500曲にラッシュの曲が選ばれるとは誰も思わなかったに違いないが、まあマイブラやライドも選んだのだから、ある意味彼らより良いところもあるラッシュもやっぱり入れなきゃな、と思った次第である。
つうか可愛いから選んだんじゃないのかよ、と言われたらやっぱりぐうの音も出ないが。