No.462 ドクター・フィールグッド/シー・ダズ・イット・ライト (1975)

ダウン・バイ・ザ・ジェティー
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その462
Dr. Feelgood – She does it right

ちょうど2年前にも「国際ロック秘宝館」の1曲として取り上げたので、「またかよ」という声もあるかもしれないけど、ドクター・フィールグッドが「ロクセット」1曲ではちょっと淋しいし、日々新しい読者も増えている(??)かもしれないので、またまた取り上げてみた。
フィールグッドをまだ聴いたことないという浅薄なロックファンの殲滅作戦みたいなものだ。

「シー・ダズ・イット・ライト」は彼らの1stアルバムの冒頭を飾る曲だ。
今や生きた伝説と化している初代ギタリスト、ウィルコ・ジョンソンが書いた曲だ。
彼は在籍時、フィールグッドのオリジナル曲のほぼ全曲を書いている。

そのウィルコ・ジョンソンの、ピックを使わない、異様に鋭い切れ味のカッティング(指痛くないのかねえ)が特徴のギター・リフは、ロック好きなら一度聴いただけでシビれずにはいられないだろう。こんなギターはほかに聴いたことがない。

そしてヴォーカルのリー・ブリローの、まるで野獣みたいな、今にも噛みつかんばかりの勢いで吐き捨てようなクールなヴォーカルもカッコいい。

70年代の半ば、ロックシーンがプログレやらサイケやらジャズロックやらヘヴィメタルやらと多様化し、巨大産業化していく時代に、彼らはイギリスの小規模なクラブで、まさに初期のストーンズやザ・フーのようなブリティッシュロックの原点に立ち返った音楽を蘇らせた。

そんな彼らに影響を受け、手本にした若者たちの音楽が、ロンドン・パンクと呼ばれたのである。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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