【映画】『24アワー・パーティー・ピープル』(2002 英) ★★★☆☆

24 Hour Party People [Blu-ray]

【音楽映画の快楽】
24 Hour Party People

監督:マイケル・ウインターボトム
主演:スティーヴ・クーガン

英マンチェスターで1978年にインディーズ・レーベル〈ファクトリー・レコード〉を創立したトニー・ウィルソンを主人公兼語り部とし、前半はジョイ・ディヴィジョンを中心に、後半はハッピー・マンデーズを中心とした物語だ。

ファクトリーは、マンチェスター・ムーヴメントの片翼を担ったクラブとして世界的に有名になった巨大クラブ〈ハシエンダ〉も手掛けて一時代を築いたが、その栄華は短く、1992年には破産してしまう。
「音楽ビジネスはこうすれば失敗する」というしくじり教則ビデオのように見ることもできる。

そんなふうに、内容はものすごく興味深いのだけれど、映画としてはなんだかイマイチだ。
主人公が観客に向かって事の次第を説明するスタイルの映画で、わたしはこの手法が苦手だ。この世で最もダサい手法と思っているぐらいだ。

また、ところどころカメラがフィルムからビデオに替わるのもよくわからないし、映像が汚いのもわたしは苦手だ。

主人公の波瀾の人生も面白いし、バンドも音楽も個性的で面白いのに。
わたしの好物の素材ばかりを使って、わたしの苦手な味付けの料理が出て来たみたいな。
惜しいっ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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