ニール・ヤング&R.E.M./カントリー・フィードバック(1998)

【コラボの快楽】
Neil Young & R.E.M. – Country Feedback

R.E.M.の91年の名盤『アウト・オブ・タイム』の収録曲。マイケル・スタイプは、「いつもぐらぐらしてて心許なかった私にとって、自信の免許皆伝となった曲」と語る。

オリジナルのアレンジもカッコいい曲だけれど、ここではニール・ヤングをゲストに迎えて、アンプラグド風のアコースティック・アレンジで演奏されている。

最後まで顔もよく映らないので、本当にニール・ヤングかどうかもわからないほどだが、あのギター・プレイといい、熊がシャケだらけの川を見つけて喜び悶えるようなアクションといい、ニール・ヤングに間違いない。
まったく歌わず、アコギだけで「ライク・ア・ハリケーン」ぐらい長いソロを、特にバカテクをひけらかすわけでもなく、ただただ情熱的に弾き続けるヤング氏に圧倒される。最高のギタリストだ。

マイケル・スタイプの、めちゃくちゃ怖い地元の伝説的な先輩を迎えるみたいな低姿勢と全力の歌声がまた微笑ましい。

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