シュープリームス／ユー・キープ・ミー・ハンギング・オン（1966）

songwriters : Holland–Dozier–Holland

8曲目の全米1位シングル。シュープリームスのヒット曲の中ではやや異色の、マイナー・キーの傷心ソングだ。

スピード感があってビートが強く、シリアスな曲調がロックっぽいせいか、この曲はロッド・スチュワートやキム・ワイルドなど、多くのアーティストがカバーした。

中でも、ニューヨークのアート・ロック・バンド、ヴァニラ・ファッジは、テンポ遅めで2倍ぐらいに長くなった激しいカバーをデビュー・シングルに選び、全米6位の大ヒットとなった。
日本でも当時はヴァニラ・ファッジ版のほうがよく知られていたらしい。

わたしはヴァニラ・ファッジ版は実はそんなに好きじゃなかったのだけど、今回初めて彼らの映像を見て、意外にも激しいアクションが面白くて、ちょっと好きになった。

こんなにスティックをクルクル回したがるドラマーは初めて見たな。