No.105 エルヴィス・プレスリー/ザッツ・オールライト (1954)

Elvis at Sun
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その105
Elvis Presley – That’s Alright (Mama)

テネシー州メンフィスのサン・レコードのオーナー、サム・フィリップスは「黒人みたいに歌える白人を見つければ億万長者になれる」と信じて疑わなかった。

そして1954年7月についに見つけたのが、エルヴィス・プレスリーだった。
スタジオに呼ばれたエルヴィスが、遊び半分で弾いていた「なんだかよくわからない曲」をサム・フィリップスが録音したのが、この「ザッツ・オールライト」で、そのままエルヴィス・プレスリーのデビュー・シングルとなった。

ラジオで流れるとすぐに反響があり、その後エルヴィスとロックンロールが地球上のいたるところで聴かれるようになる、祭りがスタートした。

後のエルヴィスのヒット曲とは一味違う、シンプルなブルースをアコギをかき鳴らして歌っただけだが、決してだれにも真似できない、世界中を魅了したのも当然の、天衣無縫の歌声が素晴らしい。
わたしも初めて聴いたときは度肝を抜かれた。

それ以来、エルヴィスではこの曲が一番好きだ。