U2/ザ・ミラクル(オブ・ジョーイ・ラモーン)(2014)

ソングス・オブ・イノセンス

≪21世紀ロックの快楽≫その1

U2 – The Miracle (Of Joey Ramone)

≪オールタイム・グレイテスト・ソング500≫の最後がU2だったので、バトンを受け取る形で、このシリーズの一発目もU2から始めよう。


iPodのCMで使われた「ヴァーティゴ」から10年、この曲もまたAppleのCMに使用された。

そしてこの曲が収録されたU2の13枚目のアルバム『ソングス・オブ・イノセンス』を、U2とApple社は、全世界5億人のiTunesユーザーアカウントに無料で配信した。


わたしのiTunesにも、ある日気づいたら入っていて嬉しかったけど、この、「ある日気づいたらiTunesに入っていた」というやり方が迷惑メールと同じだということで(しかも簡単には削除できないようになっていた)、クソみたいなヤツらから相当批判を浴び、ボノが謝罪するハメになったほどだった。

まあでも、それはそうかもしれない。

いくらロック界ではビッグセールスを誇るU2とは言っても、全世界の子供から老人までのiTunesユーザーから見ればU2に興味ない人の方が圧倒的に多いに決まっているし、わたしだって、どこかの国の、まったく興味のないイケメンダンスユニットのアルバムが勝手に配信されてきたら、良い気持ちはしないだろう。

アルバムの無料配信に対する様々な批判の中で、わたしが最も好きなものは、以下の元オアシスのノエル・ギャラガーの発言である。

「音楽をタダで配ったりするのには、同意できないね。アルバムというのは、作るのにかなりのコストがかかるものなんだからさ。まあ、当然U2はこれ以上、金はいらないのかもしれないし、それは良かったですね、という感じだけど、俺はこの先も、絶対に無料配信とかはないね」としつつも、「1つ確実に言えるのは、U2はファンを2人増やした。アルバムが無料配信されてから、俺の息子2人とも、今じゃU2の大ファンだからね」

(出典:ウィキペディア〈ソングス・オブ・イノセンス の項〉)


まあ騒動はともかくとして、この曲は素晴らしい。

「ジョーイ・ラモーンの奇跡」というタイトルからもわかるように、この曲は初めてラモーンズを聴いたときの衝撃と喜びを歌っている。

奇跡が起こっておれは目覚めたんだ
その歌を聴いて、世界の意味が少しわかったんだ
失ったものもすべて取り戻した
おれが今まで聴いた中で、最も美しいサウンドだった

(written by U2)

U2はラモーンズに大きな影響を受け、ボノは「ラモーンズがいなかったらU2もなかった」と語っている。

ラモーンズが存在しなかったらきっとセックス・ピストルズやクラッシュも存在しないので、たぶんわたしはロックを聴いていないし、こんなブログも書いていないだろう。


いやいや、ついU2と自分のブログを同じ土俵で語ってしまった。

U2が存在しないのと、わたしのブログが存在しないのが、同じはずないのに。

調子のっちゃって♡

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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