ザ・ローリング・ストーンズ/オール・ダウン・ザ・ライン(1972)

メイン・ストリートのならず者

ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#61
The Rolling Stones – All Down The Line

猥雑で荒っぽくて不完全だけど、エネルギッシュでリアルでイノセントな、ストーンズの魅力全開の1972年の名盤『メイン・ストリートのならず者』の収録曲。

キース・リチャーズはフランスの城のような邸宅で、合宿のようにメンバーが集まって録音した当時のことを、こう語る。

5弦オープン・チューニングを極限まで使った。まさしく俺のトレードマークが固まり始めていた。5弦にしたら、とつぜん指からこぼれ落ちるぐらい、曲があふれてきた。
「オール・ダウン・ザ・ライン」はずばり、ミックの書いた「ブラウン・シュガー」がヒントだ。あの曲がなかったら書けなかった。
(キース・リチャーズ『ライフ』棚橋志行訳)

キースの5弦ギターがテンション高く鳴り渡るカッコいいイントロから始まるこの曲は、気違いじみた陽気な酔っ払いが、いい加減なダンスで朦朧としてるような、まさにメイン・ストリートのならず者たちにピッタリの、ホンキートンク・ロックンロールだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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