ザ・ローリング・ストーンズ/ギミー・シェルター(1969)

レット・イット・ブリード

ザ・ローリング・ストーンズ
【100グレイテスト・ソングス】#15
The Rolling Stones – Gimme Shelter

1969年の名盤『レット・イット・ブリード』のオープニングを飾る超名曲。
ブルースやカントリーといった、コアなルーツミュージックの中に、当時としては超モダンなこの「ギミー・シェルター」が浮いてるような気がしないでもないアルバムだが、そんな幅広い音楽性とスタンスがストーンズの魅力だ。
そうでなければ、当時掃いて捨てるほどいたブルースロック・バンドのひとつで終わっていたかもしれない。

1960年代という、ベトナム戦争やケネディ暗殺、キューバ危機、公民権運動など激動の時代の影響下でロックンロールは進化を遂げ、お気楽なダンスミュージックや心を癒すポップスではない、時代の深い闇に呼応する不穏な楽曲も生まれることになった。

ドアーズ「ジ・エンド」、ビートルズ「ヘルター・スケルター」、MC5「キック・アウト・ザ・ジャムズ」、そしてそれらをも凌駕する、圧倒的に不穏で禍々しく、謎めいた狂気を感じる、ストーンズの「ギミー・シェルター」。
暴動や虐殺、地獄絵図にこれほどしっくりくる曲もなかなかないだろう。

1969年にこの曲が誕生したことは、ロック史における事件のひとつに数えてもいいはずだ。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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コメント

  1. Jacek より:

    どうもありがとうございました!custom writings