No.439 フェイセズ/ステイ・ウィズ・ミー (1971)

A Nod is As Good As a Wink to a Blind Horse
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その439
Faces – Stay With Me

71年に発売された3rdアルバム『馬の耳に念仏』からのシングル(英6位、米17位)で、フェイセズの代表曲だ。

フェイセズというバンドはもともと、ロンドンで結成されたスモール・フェイセズというバンドからフロントマンのスティーヴ・マリオットが脱退(ハンブル・パイを結成)し、残されたロニー・レーンなどのメンバー3人と、ジェフ・ベック・グループにいたロッド・スチュワートとロン・ウッドが合流して5人で結成されたバンドだ。

70年代の初頭、カラッとしながらも色気があるシンプルかつワイルドなロックンロールは、やがて登場するグラム・ロックやロンドン・パンクにも影響を与えたのではないか。

フェイセズの活動期間は5年程度で、その後ロッドはソロ活動へ、ロン・ウッドはストーンズへ、ドラムのケニー・ジョーンズはキース・ムーン死後の後任としてザ・フーへ、キーボードのイアン・マクレガンはキース・ムーンの元妻と結婚するなど、それぞれ新たな道を歩むことになる。
それにしても元フェイセズの2人が仕事とプライベートでそれぞれキース・ムーンの後任というのもちょっと面白い。

2010年には再結成して、各地のフェスなどに出演、来日してフジ・ロック・フェスティバルにも出演した。
その時のメンバーはロン・ウッド、ケニー・ジョーンズ、イアン・マクレガンのオリジナルメンバーと、ロッドの代わりにヴォーカルを元シンプリー・レッドのミック・ハックネル、ベースに元セックス・ピストルズのグレン・マトロックというラインナップだった。

わたしが彼らのなにを知ってるわけでもないけど、スモール・フェイセズ~フェイセズ~解散~再結成と、脱退・合流を繰り返すうちに、なんとなくエゴの強い人から抜けていって、最後に人の好いロックンロール好きのいいヤツばかりが残ったんじゃないかなあと想像するのである。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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