≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その390
Heather Myles – true love
ヘザー・マイルズはカリフォルニア州出身のカントリー・シンガーで、1998年にこのシングル「トゥルー・ラヴ」でデビューした。
わたしがヘザー・マイルズの名前を知ったのは、名古屋のとある小さなライヴハウス、というよりホンキートンク・ハウスといったほうがぴったりなお店でだった。
with Bみたいなふたりの男子ギタリストを従えた、キレのいい女性ヴォーカルが歌っていた曲がとても気に入って、隣にいたこの地域のカントリーロック界を牛耳っているアンドー氏に、誰の曲なのかと尋ねたところ、このヘザー・マイルズの名を教わったのだった。
その時歌っていたのがたしかこの曲だった。
と思う。
最近はもうわたしのメモリーは老朽して使い物にならなくなっているので、いまいち自信はないけれど。
まあとにかくこの曲にわたしはシビれて、久々にどストライクの女性に出会ったような、そんな気分だった。
この曲を収録したヘザー・マイルズの1stアルバム『ハイウェイ&ホンキー・トンクス』は、1曲目の「You’re gonna love me one day」から引き込まれる。
1曲目を聴いただけで「これはいいアルバムだな」とわかるアルバムがごくまれにあるものだけど、これもそんなアルバムだ。
見た目も声も姉御感がカッコいいのはまるでカントリー界のクリッシー・ハインドだし、変にカッコつけず、凛として世界観がブレない、ホンキートンクの女王のようだ。