【映画】『ローズ』(1979米) ★★★★☆

ローズ/オリジナル・サウンドトラック

【音楽映画の快楽】
The Rose

監督:マーク・ライデル
主演:ベット・ミドラー

ジャニス・ジョプリンをモデルにしたロック・シンガー、ローズを主人公にした物語。

人気歌手として大成功しているにも関わらず、疲れと孤独を感じて栄光の日々から逃げ出そうとし、周囲を振り回し、愛に飢え、酒に溺れ、ドラッグに手を出し、破滅していくシンガーを描いたドラマだ。

ステージではまるで命を削るように全身全霊で歌い、ステージを降りれば純真かつわがままな少女のような歌手を、ベット・ミドラーが見事に演じていた。これ以上のハマり役もないだろう。さすがの貫録だ。

実話ではなく、あくまでフィクションだが、ジャニスを思わせるところは確かに多く、孤独をなによりも恐れながら、激情にかられて自分を見失い、彼女を支えようとした周囲の人々も限界を感じて次々と去っていく、そんな痛々しい場面に胸が痛む。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする