【80年代ロックの快楽】
Primal Scream – Velocity Girl
Primal Scream – Velocity Girl
1分半ぐらいであっという間に終わってしまうこの曲は、彼らが2ndシングルのB面に選んだ曲で、アルバム未収録曲。ボビー・ギレスピーの「Leave me alone!(ほっといてくれ!)」という孤独の叫びが炸裂する。
この曲がプライマル・スクリームの最良の曲というわけではないし、「永遠の名曲」みたいなものでもないけれど、ロック特有の「一瞬の輝き」というジャンルに分類したくなるような曲だ。
たぶんわたしは、そういうものが人一倍好きなんだと思う。完成度や技術の高さもそれはそれで良いのだけど、ちょっと壊れた素人っぽいリアリティがある音楽もまた面白い。
初期のクリエイション・レーベルから発売されたシングルだけど、この音も悪さもひっくるめて、「味」だと思っているのだ。
こういう曲がもう二度とアルバムに収録されることも無く忘れ去られてしまい、これからロックを好きになるバカな若者たちが耳にする機会が無くなっていくとしたらあまりにも惜しい気がする。
つねに新しい音楽に挑戦して、そのたびに斬新な切り口の音楽を生み出してきたプライマル・スクリームという偉大なバンドの、これがスタート地点だったということももっと知られてほしいものだ。
コメント
おおっ!気づいてもらえましたか!
さすが!
どういう形で続きをやろうか、どんな感じの内容にしようかと試行錯誤中だったので、次のやつを書いたらお知らせしようと思ってたところでした。
今後もフォローよろしくお願いします!
あらあら
あらあら、始めてたんですね!
今後の選曲を楽しみにしています!