≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その195
Weezer – Buddy Holly
1994年にデビューしたロサンゼルスの4人組は、童貞でいじめられっ子たちのひと夏のほろ苦い青春を描いたコメディ映画の登場人物みたいで、ちっともロックバンドらしくないのが逆にウリになった。
その昔、ロックバンドというのは、ちゃんとロックスターらしい、カッコいい華やかな見た目をしていたものだった。
わたしはこの、ロックバンドなのにまったくカッコ良くない彼らの快進撃が痛快でならなかった。
ウィーザーでは、ヴォーカルのリヴァース・クオモが作詞・作曲をしている。
クオモはバディ・ホリーの大ファンだ。
この曲は全米で大ヒットし、彼らを大ブレイクさせた。
ポップなメロディーと歪んだギターの組み合わせがテリヤキバーガーみたいにわかりやすくて美味い、パワー・ポップの好例である。もちろんわたしの大好物だ。
バディ・ホリーみたいな容姿の「僕」が、いじめられっ子から君を守ってあげると力強く約束する歌だ。
泣けるぐらい、カッコいいじゃないか。
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