ザ・ビーチ・ボーイズ/サーフィンU.S.A.(1963)

Surfin' U.S.a. [12 inch Analog]

【60年代ロックの快楽】
The Beach Boys – Surfin U.S.A.

1955年、宇宙から飛来した謎の彗星が地球の米国南部メンフィスあたりに激突した衝撃で誕生した「ロックンロール」は、世界中の若者を熱狂させ、世界中の大人たちの眉をひそめさせ、世代間の断絶が生まれ、戦争や植民地主義の人気は廃れ、20世紀は幸福な下巻の時代に突入した。

しかし誕生からわずか3年後、1958年に人気絶頂のエルヴィスが徴兵で入隊してシーンから去り、ジェリー・リー・ルイスは13歳の女の子と結婚していたことがバレてスキャンダルとなり、リトル・リチャードは乗っていた飛行機が墜落しかけて「神よ、お助け下さい、助かれば生涯をあなたに捧げます」と祈って奇跡的に助かったため、そのまま引退して神職に就いた。
さらに翌59年には、チャック・ベリーが少女売春斡旋の罪で逮捕され、バディ・ホリー、リッチー・ヴァレンスが飛行機事故で死去、そして60年にはエディ・コクランも交通事故死した。
いつもロックンロールの神様の邪魔をする、ロックンロールの悪魔が黄金時代を築いたスターたちを一掃し、ロックンロールはその短い生涯を終えたのだった。

しかし1962年6月にカリフォルニア州出身のザ・ビーチ・ボーイズがシングル「サーフィン・サファリ」でメジャー・デビューすると、その4か月後にはイギリスでザ・ビートルズが「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビュー、さらにビーチ・ボーイズは3枚目のシングル「サーフィンU.S.A.」で全米2位の大ヒットを記録し、ここから米英ロック史の第2幕が始まった。

この曲は、わたしがチャック・ベリーで一番好きな曲「スウィート・リトル・シックスティーン」(1958)をお手本にしてブライアン・ウィルソンが書いた曲だ。なので作曲者のクレジットは(Brian Wilson/ Chuck Berry)となっている。

わたしはサーフィンなんてやったことないけど、いつ聴いてもテンションが上がる、大好きな曲だ。
その昔、海には入らないくせにサーフボードを抱えて歩く「陸サーファー」という言葉があったけど、わたしの場合は「耳サーファー」かな。

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