【カバーの快楽】
David Lee Roth – California Girls
David Lee Roth – California Girls
当時ヴァン・ヘイレンのヴォーカリストだったデヴィッド・リー・ロスが発表した、4曲入りミニ・カバー・アルバム『クレイジー・フロム・ザ・ビート』収録曲で、全米3位の大ヒットとなった。
オリジナルはビーチ・ボーイズの1965年のヒット曲で、こちらも全米3位まで上昇している。
ブライアン・ウィルソン自ら「最高傑作」と自画自賛するほど、彼の変態的な本領が発揮された逸品だ。
船酔いしそうなほどゆらゆらしたメロディが、なぜか奇跡のようにポップで美しい。
デヴィッド・リー・ロスはこの曲を発表した直後にヴァン・ヘイレンを脱退してソロ活動に専念する。
脱退の理由は知らないけれど、こういうカバーを聴くと、やりたい音楽が違ったのかなあと想像してしまう。