No.070 ザ・ジャム/イン・ザ・シティ (1977)

In the City
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その70
The Jam – In the City

ザ・ジャムにはピストルズみたいなチンピラ感はない。

真面目な優等生が放課後には意外に激しいロックやってる、みたいなのがわたしの勝手なイメージのザ・ジャムだ。少女コミックにありそうな設定だな。

ザ・フー直系のモッズ、ザ・ジャムのデビュー・シングルであり、代表曲だ。
「マイ・ジェネレーション」や「すべての若き野郎ども」のような、いわゆる若者賛歌である。

この街で輝いて見えるのは25才以下のやつらだけだ
あんたら大人はおれたちをクソだと思ってるだろ
おれはあんたらに言いたいことが山ほどあるんだ
青臭いかもしれないけど、おれは言ってみたい、叫びたいんだ
(written by Paul Weller)

実はザ・フーにも「イン・ザ・シティ」(1966)という曲があって、よく似たフレーズが出てくることからもその曲が元ネタになっていることは間違いない。

もちろん、ジャムの曲のほうがさらに完成度が高く、素晴らしい曲になっているのでパクりだのなんだのとディスるつもりは毛頭ない。
師匠から精神とお題を引き継いだだけのことである。

モッズだけに見た目もスタイリッシュでカッコいいけど、曲もムダなく完璧なカッコ良さだ。

これを書いたポール・ウェラーは当時たったの19歳。
20歳で「マイ・ジェネレーション」を書いたピート・タウンゼントに匹敵するような才能である。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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