ザ・スティルス=ヤング・バンド/太陽への旅路(1976)

太陽への旅路

【カントリー・ロックの快楽】 その4
The Stills-Young Band – Long May You Run

ロック・アーティストで、カントリー寄りのアプローチをしたのはボブ・ディランなどもいるが、ニール・ヤングはもっとその傾向が強い。
たぶん、ロック界では一番カントリーに片足を突っ込んでる人ではないか。

『ハーヴェスト』『カムズ・ア・タイム』『オールド・ウェイズ』『ハーヴェスト・ムーン』などは、ニール・ヤングの中でもカントリー色の強いアルバムだ。

この曲は、バッファロー・スプリングフィールドで喧嘩別れし、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングでさらに2度目の喧嘩別れをして犬猿の仲と言われたスティーヴン・スティルスと、よせばいいのに3度目のコラボとなった、ザ・スティルス=ヤング・バンドのアルバム『太陽への旅路』のタイトル曲だ。

そしてアルバムの発売後、ツアーに出たものの、ニール・ヤングが途中でキャンセルし、案の定3度目の喧嘩別れとなった。

つい「よせばいいのに」なんて書いてしまったが、しかしこの曲はニール・ヤングらしい、コードの数が少なくて、バースとコーラスでメロディの変化もほとんどない、シンプル極まりない名曲だ。こういう曲を書かせたら彼の右に出る者はいない。

やはり一緒に作って良かったのだろう。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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