No.316 スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ/ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー (1965)

Going to a Go-Go/Away We a Go-Go
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その316
Smokey Robinson & The Miracles – Going To A Go-Go

イントロのドラムの激しいビートにゴーインに揺り起こされて、「ゴーゴーへ行こうよ!」と誘われたら、もう行かなきゃしよーがないような気分になってくる、ミラクルズの強力な名ダンスナンバーだ。

と言っても今の若い人たちは「ゴーゴー」なんて知らないだろうけど。いやわたしだって知らない。

たぶんわたしの親の世代たちの若い頃、60年代に流行した「ゴーゴーダンス」を踊る場所、今で言う「クラブ」、われわれの世代で言う「ディスコ」みたいなものだと思う。もっと昔は階段と階段のあいだに「踊り場」というのもあったらしい。

時代と共に名前や言い方は変わるが、目的はいつの時代も変わらぬ、人類の求愛行動のひとつである。

この曲をローリング・ストーンズのカバー・バージョンで知ったロックファンも多いことだろう。わたしもそのひとりだ。

1982年のライヴアルバム『スティル・ライフ』に収録され、先行シングルとしても発売されてトップ30に入るヒットとなった。
キース・リチャーズのタメの入ったギターが本領発揮の、ロケンロールなダンスグルーヴが流石の転石である。