No.356 デヴィッド・ボウイ/ヒーローズ (1977)

Heroes
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その356
David Bowie – Heroes

不思議な曲だ。でもカッコいい曲だ。

インストゥルメンタルみたいなバックトラックに、歌ともアジテーションともつかない(ラップでもない)調子で「僕らだって英雄になれる、一日だけなら」と歌われる。
どこがそんなにいいのか言うのはとても難しいけれど、なぜかこの曲には抗いがたい魅力がある。

ボウイの11枚目のアルバム『英雄夢語り』のタイトル曲だ。
ベルリンで録音され、当時ボウイがハマっていたNEU!とかCANとかのアンビエント的なジャーマンロックの影響もあるらしい。
しかしそれもボウイが消化すると、斬新なスタイルではあっても、ポップな要素がちゃんと加わり、ロックの名曲に仕上がるのだからさすがである。

1977年5月に録音され、10月に発売されているので、時代はパンク革命の真っただ中だ。
「僕らだって英雄になれる、一日だけなら」というフレーズはなんだかパンクスたちへのエールに聴こえなくもない。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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