ヴァセリンズ/Jesus doesn’t wants me for a sunbeam (1990)

ザ・ウェイ・オブ・ザ・ヴァセリンズ:コンプリート・ヒストリー

【90年代ロックの快楽】
Jesus Wants Me For A Sunbeam – The Vaselines

またまたスコットランドのアーティストで続けるが、この男女2人によるヴァセリンズは、たった1枚のアルバムしか残さず解散したため、ふつうならそのまま忘れ去られてもおかしくなかった。
しかし彼らのファンだったニルヴァーナが3曲も素晴らしいカバー曲を残したことで一躍に有名になった。わたしももちろん、ニルヴァーナのおかげでこのヴァセリンズを知ることができたひとりだ。

彼らの音楽は、メロディメーカーの才能とひねったユーモアのセンスによって独特な甘辛いポップソングとなっている。これにあとハードなバンドサウンドを加えたらそのままニルヴァーナになる。カート・コバーンがこのヴァセリンズからいかに大きな影響を受けたかがよくわかる。

この曲はたしかカバーソングだったと思う。元はゴスペルだか伝承曲だか、なにか教会で歌うような歌だ。なので彼らの得意なユーモアは封印してまじめに、神への祈りのような厳粛さが漂う名曲だ。

その昔わたしはこれを、人前で歌ったことがある。
ヴァセリンズもそんなにうまくないのでわたしが歌ってもそう変わらないだろうと思ったのだけど、ドえらく下手糞だったらしい。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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