No.092 オアシス/スーパーソニック (1994)

オアシス 20周年記念デラックス・エディション
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その92
Oasis – Supersonic

オアシスはリアム・ギャラガー(vo)とノエル・ギャラガー(g)の、仲の悪さが始末に負えないギャラガー兄弟を中心としたイギリスのマンチェスター出身のバンドだ。
1994年にこのシングルでデビューした。

そして15年の活動期間を経て、兄弟の仲の悪さがMAXに達し、殴り合いの喧嘩の末、2009年に解散した。

80年代に登場したジーザス&メリー・チェインがフィードバックノイズを最大音量で放射しながら、ノイズの向こうに微かに聴こえるシンプルなロックンロールを奏でるというちょっと前衛アートみたいなカッコよさにわれわれはシビれた。

それに影響されて轟音ギターバンドがイギリスで続々と出てきてわれわれはそれもまた大いに楽しんだのだけど、そんな彼らがどいつもこいつもあまり大成せずにすぐに消えて行ってしまったのは、やはりソングライティングが物足りなかったからだと思う。

そんな轟音ギターバンドたちが惜しまれつつも続々と消えていったころに登場したのが、このオアシスだった。
彼らはサウンドもラウドで十分にカッコよかったが、ノエル・ギャラガー(兄)によるその卓越したソングランティング能力で他のバンドを圧倒した。

1994年4月5日、ニルヴァーナのカート・コバーンが自殺すると、アメリカで盛り上がっていたグランジ・ブームも終わった。
そしてその6日後、まるで主役の座が入れ替わるようにして、この「スーパーソニック」が発売されたのだった。

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