ブリンズリー・シュウォーツ/カントリー・ガール(1970)

ディスパイト・イット・オール

【70年代ロックの快楽】
Brinsley Schwarz – Country Girl

そのエッグズ・オーヴァー・イージーに影響を受けて、ロンドンの様々なパブで演奏を始めたニック・ロウ率いるブリンズリー・シュウォーツの、ジャケがかわいい2ndアルバム『ディスパイト・イット・オール』のオープニングを飾る曲。

「イギリスのザ・バンド」とも言われた、アメリカ南部のルーツ・ミュージック志向のバンドだが、この曲なんかはザ・バーズのカントリー・ロックを手本にしているというか、もう「ゴーイング・ノーホエア」とほとんど同じである。

なにしろイギリス人がやるカントリーなので、だいぶ味付けの感じは違う気もするけど、その「アメリカ音楽への憧れ」はもう、鬼気迫る執念すら感じる。

ニック・ロウは当時21歳。その若さで、こういう曲を、70年代初頭のロンドンのパブで演奏していたとしたら、まあかなりのド変態なんだろうなあと思う。
もちろん、いい意味でだけれど。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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