ジェネレーションX/キス・ミー・デッドリー(1978)

Generation X

【パンク・ロックの快楽】
Generation X – Kiss Me Deadly

ジェネレーションXは英イングランドのバンドで、シングル「ユア・ジェネレーション」で1977年にデビューした。

パンクというほど壊れたところもないシンプルなロックンロールである「ユア・ジェネレーション」なんかをあらためて聴いてみると、「ん?彼らは銀蠅一家だっけ?」みたい思いに駆られる。なんとなく声も横浜銀蝿の翔に似ていなくもないし。まあ、いい意味で。

この「キス・ミー・デッドリー」は1stアルバム『ジェネレーションX』収録曲で、メロウな部分とハードな部分の対比があったりと上々の出来で、頑張った痕が見えて褒めたくなる感じだ。

ジェネレーションXへの最も的確な賛辞は、1998年のインタビューでのチバユウスケ(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)のこの言葉かもしれない。

「俺、一番素晴らしいパンク・アルバムって実は、ジェネレーションXのファーストだと思ってるから。聴いたときにバッと燃えて、後からもう1回聴くと、「なあんだこのダサさは」(笑)そこがもう…大好きなんですよ(照笑)」
(出典:『ロッククロニクルvol.2』音楽出版社)

スタイリッシュに洗練されたロックは、逆にカッコ悪かったりする。
ロックは「ダサい」ところもまた愛おしい、クールで、セクシーな音楽なのである。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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