
1993年、タランティーノ登場!【死ぬまでにもう一度見たい映画を考える】その13
前年の日本公開映画は、ここで取り上げたくなる公開作品が少なく、わたしにとっては不作の年だったのだが、この93年はうって変わって大豊作の年だった。 〈その8〉で既出の北野武監督の最高傑作『...
メジャーからマイナーまで、クラシックロックの名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。
前年の日本公開映画は、ここで取り上げたくなる公開作品が少なく、わたしにとっては不作の年だったのだが、この93年はうって変わって大豊作の年だった。 〈その8〉で既出の北野武監督の最高傑作『...
前年ついにバブル経済が崩壊した1992年は、日本が大不況時代に突入した年だ。若者にとっては就職氷河期の始まりでもあった。わたしは当時映画館で働いていたが、あまりに社会の底辺、世の中の圏外で生き...
さて11回目となる今回は、1991年に日本で公開された映画の中から、死ぬまでにもう一度見たい映画を考えてみよう。ついでにその監督の関連作品も思い出しながら。わたしは映画を監督という括りで見るタチなので...
〈アメリカン・ニューシネマ〉と呼ばれた作品群が若い映画監督たちによって続々と作られた1960年代末から70年代前半にかけての時代は、アメリカがベトナムで泥沼の戦争をしていた時代だった。なぜ戦う...
昭和も終わりに近づいた頃、世間の普及速度よりだいぶ遅く、やっとのことでVHSビデオデッキを自室に導入した二十代前半のわたしは、原付スクーターで1時間以内の範囲のレンタルビデオ店を片っ端から覗いては...
90年代に突入すると、80年代とは世の中の空気感があきらかに変わってきた。 海外ではベルリンの壁が崩れ、ソ連共産党の独裁に終止符が打たれると、東欧の共産国家も連鎖倒産みたいに廃業する格好...
【ブルース・ウィリス登場】 1989年、昭和が終わり、平成の時代の始まりである。 2月に公開されたジョン・マクティアナン監督の『ダイ・ハード』(’88)は、ブルース・ウィリスという新た...
さてこのシリーズは、映画館で10年、レンタルビデオチェーンで20年勤め、その間ほぼ毎日のように映画だのビデオだのDVDだのを見る生活をしていたものの、そんなペースで観ていれば片っ端から忘れてい...
※今回より、もう一度見たい映画のタイトルだけを太字で表記しています。 【ベティ・ブルー】 ジャン=ジャック・ベネックス監督の『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』(86)を観終わって劇場から出...
【ジム・ジャームッシュ】 1986年はわたしがハタチになった年だ。この年の最も印象深い映画がジム・ジャームッシュ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)だ。 モノクロ...
【ミニシアター】 わたしが17歳で映画館に就職したその翌年、単館上映のスペイン映画『ミツバチのささやき』(73)を観た。今思えば、これがわたしが見た初めての日本とアメリカ以外の映画だった...
少年時代には気持ちの悪い映画が2本だけという記憶しかない、身も心も貧しく、映画に無縁の生活だったわたしがやっと映画を観るようになったのは、17歳のときに地元の映画館に就職してからだ。映画のこと...
さて、今回は映画のことを書こうと思うのだが、いつもやってる【名曲ベストテン】みたいな感じで、【映画ベストテン】みたいな記事を書いたり、過去に見た映画をお薦めしたりするのはわたし...