
忌野清志郎の生々しい「金」と「女」の歌
「金」に対する生々しく複雑なホンネ 忌野清志郎が書いた、初期のRCサクセションの歌詞には「金」にまつわる歌がいくつかある。 1970年のデビュー・シングルからして、こんな感じだ。 宝...
メジャーからマイナーまで、クラシックロックの名曲や名盤をお薦めしたりしなかったりするブログです。
「金」に対する生々しく複雑なホンネ 忌野清志郎が書いた、初期のRCサクセションの歌詞には「金」にまつわる歌がいくつかある。 1970年のデビュー・シングルからして、こんな感じだ。 宝...
RCサクセションはリード・ヴォーカル&ギターの忌野清志郎、ギターの破廉ケンチ、ウッドベースの林小和生という中学の同級生3人で結成され、1970年3月にシングル「宝くじは買わない」でデビ...
わたしがRCサクセションを知ったのは中二のときだ。1980年のことである。 当時、シングルでリリースされたばかりだった「トランジスタ・ラジオ」をラジオで聴いて、一瞬で好きになった。あの少...
井上陽水はロックだ。 初期陽水の編曲を手掛けたのは元モップスのギタリスト星勝だったし、早い時期からロンドンやロサンゼルスで現地ミュージシャンとレコーディングしたりと、そのサウンド...
吉田拓郎、泉谷しげるときたら、次は井上陽水しかいないだろう。 デビューは拓郎が1970年、泉谷は1971年。陽水は二人より早く、アンドレ・カンドレの名前で1969年にデビューするものの成...
1971年11月、吉田拓郎が独立系レーベルのエレックレコードから大手のCBSソニーへと移籍したのとちょうど入れ替わるようにして、泉谷しげるはエレックレコードからデビューした。 ラ...
1971年にデビューし、当初は親しみやすい音楽性と、高校を中退して底辺職を転々とする生活を送ってきた心情を吐露するリアリティあふれる歌詞が特長のフォーク・シンガーとして、吉田拓郎や井上陽水に次...
だとしたら世も末だな。 1971年にデビューした泉谷しげるは、70年代には吉田拓郎や井上陽水と肩を並べるくらい人気があった。まあレコードのほうはなにしろインディーズで、杜撰な経営で有名なあのエレ...
初期の吉田拓郎の"フォークシンガー"のイメージは実は彼の数あるうちの一面に過ぎず、もともとキャッチーな歌メロのポップソングを得意としていた吉田拓郎の書く歌謡曲は、自分で歌うための曲より...
1970年にデビューし、ボブ・ディランやビートルズ、R&Bやアメリカン・ポップスなどを消化した多彩なメロディーとリアルな歌詞による革新的な音楽で若者たちに絶大な支持を得、日本のポピュラ...
1970年のデビューから52年、それまでの歌謡曲ともフォークとも違う斬新な音楽で日本の音楽界に革命を起こしてJ-POPの礎を作り、数多くの名曲・名盤を残してカリスマ的な人気を誇った吉田拓郎は、...
吉田拓郎が今年限りで芸能活動を引退することを発表した。 まあ、これまでも何度か引退を匂わす発言をしてはその度に覆してきた、やんちゃで気ままな彼のことなので100%信じてはいけない...
岡林信康の名曲ベストテンの記事でわたしは彼を「日本語ロックの開祖のひとり」と書いたが、それを支えたのがはっぴいえんどだった。 1970年に岡林の2ndアルバム『見る前に跳べ』に参加したは...
【ニッポンの名曲】 作詞:松本隆 作曲:細野晴臣 1971年発表のはっぴいえんどの2ndアルバム『風街ろまん』収録曲。日本のロック草創期を代表する大名盤としてよく知られているアルバムだ。 ...
【ニッポンの名曲】 作詞:松本隆 作曲:大滝詠一 1stアルバム『はっぴいえんど』に収録の「12月の雨の日」は、はっぴいえんどが最初に作った曲で、彼らのデビュー・シングルにもなった。ヴォーカル...
岡林信康と言えば、1960年代末から70年代初頭にかけての日本のフォーク・ブームの中心人物であり、象徴である。彼は「フォークの神様」と呼ばれた。 さらに、わたしは彼を日本語ロックの開祖の...
【放送禁止歌】 作詞:中島一子・岡林信康 作曲:岡林信康 1stアルバム『わたしを断罪せよ』収録曲。最初期の岡林の弾き語りスタイルのフォーク・ソングの中で、わたしが最も好きなのがこの曲だ。 ...
【ニッポンの名曲】 作詞・作曲:岡林信康 岡林信康は1968年にデビューすると、その社会派の歌詞やプロテスト・ソングが若者に支持され、「フォークの神様」と神格化されるほど人気絶頂だった時期に、...
岡林信康は、日本語ロックの礎を築いたひとりだ。 1968年にシングル「山谷ブルース」でデビューすると、彼を中心にして日本にフォーク・ブームが巻き起こり、「フォークの神様」とも呼ばれた。 ...
【カバーの快楽】 日本語詞:浅川マキ 作曲:作者不詳(伝承曲) 日本の歌謡史を代表する歌姫、と言えば真っ先に美空ひばりの名前が上がるだろうけれども、彼女と双璧を成すのがこのちあきなおみだと思う...