No.201 ロイ・エイカフ/グレイト・スペックルド・バード (1938)

Roy Acuff
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その201
Roy Acuff – The Great Speckled Bird

ロイ・エイカフは1903年、テネシー州で生まれ、≪キング・オブ・カントリー≫と呼ばれたカントリー界のレジェンドだ。

彼の最大の功績は、それまでフォークダンスの伴奏や弦楽器主体のインストバンドが主流だったカントリー・ミュージックから、スター歌手のヴォーカルを中心としたスタイルに変えたことだ。
そのおかげてカントリー・ミュージックは爆発的に人気を博し、広く聴かれるようになった。
今日のポップソングの礎を築いたとも言えるだろう。

この曲は1938年、彼が35歳で初めて録音した、デビュー・シングルということになる。

誤解のないように言っておくと、わたしのこの≪500≫は、歴史的価値のみで曲をチョイスすることは決してない。
新しかろうが古かろうが、わたしがグッとくる音楽でないとダメなのだ。

この曲をわたしは昨年初めて聴いて、とても好きになった。
去年はこの曲を何度聴いただろう。
朝、通勤の車の中で聴くと、その日1日はこの曲が頭の中をぐるぐると回っている。
わたしはもともとシンプルな音楽が好きだけれど、この曲はまたこれ以上はないぐらいシンプルで、美しく、心が癒される。

日常から一気に非日常の世界に連れて行ってくれるロックも良いが、日常に自然に寄り添うように流れるカントリー・ミュージックもまた、とても魅力的だ。