ブロンディ/ハート・オブ・グラス(1978)

PARALLEL LINES

【70年代ディスコの快楽】
Blondie – Heart Of Glass

ブロンディはCBGBという、ラモーンズやパティ・スミス、テレヴィジョン、ハートブレイカーズ、など錚々たるメンバーが出演していたライブハウス、泣く子も黙るニューヨーク・パンクの巣窟の出身だ。

「ハート・オブ・グラス」は彼らの3rdアルバム『恋の平行線』からのシングルで、全米・全英とも初の1位となった、彼らの大ブレイク作だ。

それまでの7枚のシングルは全米チャートにかすりもしていないので、あらためてこの時代のディスコ・ビートの求められ方というのは異常なほどだったんだなあ、と思う。ロック・バンドがちょっとディスコ・ビートを導入すればキャリア最大のヒットシングルになるのだから。「我も我も」となるのも仕方がない。

この曲はもともとデビュー前に書かれた曲だったが、これをディスコ調にアレンジし直すべきだと薦めたのはプロデューサーのマイク・チャップマンだった。

彼らはポップセンスを供えたバンドなのでうまくいったのだろう。
キャンディ・ポップからレゲエ、R&B、ジャズとなんでもこなすバンドだから、ディスコ・ナンバーをヒットさせてもあまり違和感はない。そういう意味ではめずらしいタイプのロックバンドだった。

そんな彼らならもちろん今でもこの曲を演奏しているに違いない、と思い、最近のライブでのセットリストを調べてみた。(2019年8月5日 米L.A. グリーク・シアター)

  1. One Way or Another
  2. Hanging on the Telephone (The Nerves cover)
  3. Fun
  4. Call Me
  5. Sunday Girl
  6. Too Much
  7. Rapture
  8. Old Town Road (Lil Nas X cover)
  9. Wipe Off My Sweat
  10. Fade Away and Radiate
  11. The Tide Is High (The Paragons cover)
  12. Orchid Club
  13. Atomic
  14. Heart of Glass 

(アンコール)

  1. From Russia With Love (Matt Monro cover)
  2. You’re Too Hot (Deborah Harry song)
  3. Dreaming

やはり不動の大代表曲の位置であった。

記事を書いた人(Goro)

愛知県在住。中学卒業後、無知蒙昧のまま社会にさ迷い出て、底辺職を転々した後、地元の映画館に拾われる。映画館に10年勤めた後、レンタルビデオチェーンのバイヤーを20年勤め、現在は再び底辺職で肉体労働の日々に返り咲く。心に平安が訪れている。生活に不満はなし。音楽にはいろいろと救われている。「映画は映画館で観なきゃダメ派」ではない。

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