ザ・ウォールフラワーズ/ヒーローズ(1998)

Godzilla: The Album (1998 Film)

【カバーの快楽】
The Wallflowers – Heroes

ザ・ウォールフラワーズはボブ・ディランの息子、ジェイコブ・ディランが率いるバンドだ。

1992年にデビューしたものの、まったく売れず、レコード会社から解雇されてしまったが、1996年に再デビュー。T・ボーン・バーネットがプロデュースした『ブリンギング・ダウン・ザ・ホース(Bringing Down the Horse)』が全米4位の大ヒットとなり、600万枚を売り上げた。これは親父さんの最も売れたアルバム『血の轍』の約3倍にあたるそうだ。
時代が違うとはいえ、それを知ったわたしは「ジェイコブ、そんなに売れたんか!」という驚きよりも「ボブ、そんなに売れてなかったんか!」という驚きの方が勝ってしまった。

この曲はデヴィッド・ボウイの名曲のカバーで、1998年の米映画『Godzilla』のサウンドトラックに使用するために録音されたものだ。シングル・カットもされて全米26位の中ヒットとなった。

ジェイコブは若い頃の親父さん以上のイイ男で、ハスキー・ヴォイスや歌い方もやっぱり親父さん譲りだ。

アレンジも良く、素晴らしいカバーだ。

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